華麗なるギャツビー
この映画は僕の記憶では昔に一度見ていた。確か留学から帰ってくる時か海外旅行中の機内だったと思う。それから7年程の月日が経って改めてギャツビーを見直してみた。記憶では映像が派手、音楽がいい、ディカプリオだった。
本も映画もそうだがやっぱり年齢によって感じるポイントが違う。なんだろう感覚的には昔の方が何も感じなかったし、今を思えば何か霧がかかった世界にいたような感じだ。余談だがこれは他にもあてはまることで、勉強しかり恋愛しかり、今を思えばなんでああいう勉強方法をしていたんだろう?なんであの子にああいうアプローチをしていたんだろう?とか。きっとこれは僕自身がその月日の中で人生経験をして成長しているんだろう。良かった。
で、改めてギャツビーを見てみて、以前見た時より、いい。すごくいい映画だった。
まず、やっぱり映像が素晴らしく綺麗だ。見ていてすごく気持ちがいい。
後、ディカプリオの振る舞い、服装が素晴らしくかっこいい、真似したい。どうやら作中の男性は皆Brook Brothersらしい。Brooksの服を買いに行こう。
全体のあらすじをざっとネタバレサイトで見るだけではきっとこの映画の良さは分からない。今回この年でこの映画でできたことはディカプリオに感情移入が出来たことだ。大好きな人を長年思い続け、一途。でも彼女はそうではない。特に印象的なセリフ、シーンは初めてディカプリオが初めてデイジーにあい、キスをする前に一瞬ためらう、そして天を仰ぐ。「この人にキスをすると僕は変わってしまう」。キスをすると完全に全てが彼女でいっぱいになると確信をし、ためらったのだ。
このシーン、7年前見た時には何も感じていない。覚えていないシーン。
年をへて分かる、女性に一途になる気持ち、それが叶わなかった男の哀愁。
とりあえずこの華麗なるギャツビーはアラサー男子には是非見て頂きたい作品だ。